森の未来を考えるブログ

森林の未来について学び、考えている事を記載します。

人との出会い

起業してからというものの、いつかあんな会社にしたいといつも妄想しています。

その為には当然社員を雇わなくはならず、今はまだ雇える状況ではないのですが自然と将来はこういう人と働きたいな。と考えてしまいます。

サラリーマン時代にも面接はよくやっていたのですが、その時見るポイントは「経験」「スキル」「メンタル」などを重視していましたが、今はまったく逆で「人柄」を徹底的に見ています。

先日、ある場で私が事業のピッチ発表をした後に知り合った人がいます。

懇親会にて、人見知りな私は一人寂しく飲んでおり、たまたまその方がお一人だったので話しかけてみました。

話してみると若干日本語が片言で、どうやら韓国出身の方のようです。

ですが、私のビジネスモデル(国産材)についてとても共感して頂き、色々と質問、意見をして頂きました。

その方はグローバルな経験を活かし輸入業をされているらしいので、今の当社には全く必要のないスキルではあるのですが、こんな人と一緒に働きたいと思いました。

なんかとてもプラスで前向きなエネルギーに溢れていましたね。

おそらくその方であれば、未体験の仕事でも自ら切り開いていくでしょう。

うちの創業メンバーの金久保くんも、元々デザインセンスはすごいと思っていたのですが、一番見込んでいたのは人柄です。

何も教える環境の無いベンチャー企業に来てからも、持ち前の向上心と完璧主義(笑)でみるみると成長していきました。

今ではマーケティングから経営戦略全般までカバーでき、本当に頼りになります。

と、そんな事を思ったので見かけの経験やスキルに惑わされず、根っこの人柄を見て仲間を募っていきたいな。と思いました。

この世の中には色んな人がいて、これから先も色々な人との出会いがあるかと思うと本当に楽しみです。

その中で「本当に当社と合う」という人と巡り合った時に感じとれるようにしたいですね。

ときがわ木材の視察へ行ってきました!

今日はときがわ木材有限会社へ視察&事業調査の為にインタビューへ行ってきました。

ときがわ町は古く鎌倉時代から木工業で栄えた地なのですが、今では木工屋/建具屋も減り、日々製材している製材所はときがわ木材のみだそうです。

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ときがわ木材の田中社長とはA-WASSの時にいつもお世話になっておりまして、そのご縁で訪問させて頂きました。

今回当社にて手掛ける事業は、「眠っている木材を世に出す」事業で、地方の製材所にどれぐらい眠っていて、どうやったら出てくるかの調査でした。

ときがわ木材、及び協同組合彩の森とき川には想像以上の木材が眠っておりました。

同時に、倉庫の奥深くに眠っているので、出してくるのも簡単ではないな。とも思いました。

 

 

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田中社長とは親しくさせて頂いており、とてもいい人なので出すときは協力するよ。と言っていただきましたが、この辺は今後の課題です。

本業である製材製品もとても良い木材を使っており、製品も世に出すことができればきっと売れると思います。

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事業に関して色々と手ごたえを感じた一日でした。

田中社長、本日はありがとうございました!

(到着駅を間違えてしまい、申し訳ございませんでした。m(_ _)m)

NEC社会起業塾 ブラッシュアッププログラムにて

少し前になりますが、NEC社会起業塾に採択され、現在まさにプログラムの最中です。

先日スポンサーであるNECさんと話す時に、これまでの振り返りを行いましたので、ここでもまとめてみたいと思います。

6月から応募が開始され、とりあえず応募してみたもののイマイチ乗り気ではありませんでした。

講師である川北さんやメンターの言っていることは分かるのですが、そうは言っても会社の利益を出さないと何もできないし、まだそんな状況ではない。と思っていました。

※メンターの言っている事とは主に社会を変える為の準備や覚悟について

しかし、選考過程中の7月に行われた、ブラッシュアッププログラムにて、ETIC宮城さんにメンタリングして頂いた時に、何か視界が開けたように感じました。

「社会を変える為に起業したのだが、少ないながらも従業員がおり、ちゃんと養わないとならない。社会事業をやるのはそれがしっかりできてから。」

と考えている私に対し、

「浅野さんのように責任感があるのは嫌いではない。しかしその考えでは社会は変わらない。攻めるか守るか。社員を経営者と同じ目線まで引き上げなくてはならない。それは経営者の覚悟次第。社員を雇っているという価値観からモノサシを変えなくてはならない。」

とアドバイスを頂きました。

「経営者の覚悟」

これには覚えがあります。

起業する前の私には本当に何もありませんでした。

人なし、カネなし、コネなし、木材業界の知見なし。と今振り返っても驚くぐらい何もありませんでした。

しかし、覚悟を決めて会社を辞め起業してから周りが変わり始めました。

恥も外聞もなく木材業界、スタートアップ業界で動き回ることにより、あっという間に多くのつながりが持てました。

それは私が本気で取り組んでいたからだと思います。

翻って現在の私は事業に対して本気ではないことに気が付きました。

「ここで今一度覚悟を決めて、事業に対し本気になれば、社員は元より周りも巻き込めるはずだ。」確信に近い実感がありました。

ここで、経営(売上)と事業(ミッション)を両方追い求めていく覚悟を決める覚悟が決まりました。

回りくどいですが、この時点では完全に固まっておらず。。

この覚悟を決める為にも、なんとしてでも社会起業塾に通りたい!

と思い、最終選考に臨むのでした。

続きはまた次回、なるべく間をあけずに書きたいと思います。

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鋭い目線でメンタリングして頂いた宮城さん。

宮城さんに引き合わせてくれたETICのYさんにも感謝です。(^-^)

木霊祭

毎年、1月17日はこの地域(西多摩地域)の木霊祭です。

この日は山の神様が木の数を数えるため、人が山に入ってはいけないという言い伝えがあります。

もちろん林業家もこの日は作業をしません。

今回はそのことではなく、木材組合のような地域団体におけるこのような記念行事について考えてみたいと思います。

私が秋川木材協同組合の事務局について、今年で2回目の木霊祭です。

慣れてきた事もあって、昨年よりもさらに盛り上がってきた感じがします。

アキモクでは、このような年間行事以外にも、毎月2回の定例会議、総会、暑気払い、忘年会など様々な行事を行っております。

定例会議や忘年会などの飲み会は形骸化している部分もあるのですが、それでも集まることによってお互いコミュニケーションが取れ、情報共有ができます。

もし、このような会が無いとすると、噂話などによってお互いが距離を置くようになり、しまいには袂を分かつような事にも繋がる可能性はあるのかと思います。

特に木霊祭のような象徴的な行事では、普段あまり会議に来ないメンバーも参加し、終わったあとには団結感も高まります。

今年は、記念撮影も行い、

 

今後も長く使っていけそうな象徴的な写真が撮れました。f:id:junpei-asano:20170121003324j:plain

(秋川木材協同組合組合員一同)

まさに今年をスタートとし、アキモクの新たな始まりとしたいと思います。

私個人としては、今後も10年20年と続く組合となっていけるよう、新たな基盤を作る一年にしたいと思います。

弊社森未来共々、秋川木材協同組合の今後にも注目して頂けましたら幸いです。

A-WASS研究会 ゲスト講師速水様、赤堀様

A-WASS研究会、今回のゲスト講師はかの有名な速水林業の代表速水様と、木材ライターの赤堀様です。

速水様は私が起業する前からも著書を読み、勉強させていただきました。

この業界に来てからも、何度か講演会に参加させて頂いております。

業界の人同士でも当然速水さんの話は出てくるのですが、「それは速水林業だからね。」というような論調になり、ちょっと別次元の人だと思うようになっていました。

それが今回、20名足らずの少人数での講演を聞き、そのような考えが一新されました。

まず、当然ですがものすごい知識量です。

その知識も勉強しただけではなく、実際に世界中の林業現場を見て、それを自分で試しての知識なので、ものすごい説得力があります。

何よりも、林業への愛情を強く感じました。

とにかく熱く語って頂き、数百名の講演のときより、とても心に響きました。

まだ消化しきれていませんが、今回お話頂きました何分の一かでもしっかり吸収したいと思います。

続きまして、木材ライターの赤堀さんです。

最近、イベント等でお会いすることがあり、顔見知りになったのですが、どんなお考えをされているのか、まだわかっておりませんでした。

お話を聞き、とても芯が通り、客観的に自身を見ている方だと感じました。

ジャーナリストとしての意見、自分個人の意見、木材業界全体を思っての意見、個人の好き嫌いの意見、発言のたびにどの立場で話しているかも説明します。

特に自分個人の意見を話している時に、ジャーナリストの核となる熱いものを感じました。

そして、同じく速水さん同様現場への取材を徹底しているということです。

やはり、自分が見て聞いてきたことなので、発言に重みがあり、説得力があります。

ジャーナリストとしての矜持をしっかりお持ちになり、懇親会では「見て聞いたことしか書かない」と熱く話され、事務局からA-WASSに誘いましたが、「中立性が損なわれるので極力そういった団体には加盟しないようにしている」とも仰っており、ジャーナリストとして、とても信頼のおける方だと感じました。

 

お二人の話を聞いて、私自身もっと勉強が足りないな。

私など、まだまだ実績も経験も足りないのだからこの二人以上に色々な話を聞き、本質的な課題やニーズがどこにあるのか探り、事業開発しないと行けないな。

と強く感じました。

事業の方は現在要件定義をしていますが、ヒアリング数を圧倒的に増やすためにも、木材業界ヒアリング100人斬りを実施してみたいと思います。

とにかく、熱い研究会でとても大満足な日曜日でした。

 

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パネルディスカッションで熱く議論する速水さんと赤堀さん、

そして林野庁をDisられまくった今泉さん。

 

 

 

多摩産材を普及するとは

本日、私が理事を務めている(一社)TOKYO WOOD普及協会にて、「木の香る多摩産材住宅普及事業」コンペ資料を提出しました。

こちらのコンペは、三鷹市の展示場の建設費と家賃の一部を補助し、多摩産材の普及啓発を担える事業者を選定するコンペです。

当社では、提出資料の校正やデザイン等でお手伝いさせて頂きました。

公表はできませんが、随所に木材が使われ、かつ最新の温熱環境の整った本当に素晴らしい設計です。(設計はWAKU WOARKS様)

↓コンペ詳細はこちら

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/10/27/28_01.html

この補助事業の目的は多摩産材の利用促進です。

東京の森林の循環を推進するためには、東京の木多摩産材(東京の木多摩産材認証協議会が認証した木材。以下「多摩産材」という。)の利用が不可欠であり、安定的な利用の確保には、木材需要で大きな割合を占める住宅分野における多摩産材の活用が重要である。

※事業目的より

言うまでも無く、日本の大消費地である東京に、各地の木材産地は供給を目指します。

多摩産材だけでは、その需要を満たすことは出来ないことは明白です。

マクロな視点で考えると、その少ない多摩産材を供給するために補助金を出すのはいかがなものか。という意見もあると思います。(補足すると、東京の40%は森林であり、西多摩地域は完全な田舎です)

しかし、あえて多摩産材の利用に東京都が補助金を出す是非について考えてみたいと思います。

これは、TOKYO WOODとしてでは無く、森未来代表としての考えです。

当社の理念でもある通り、当社は林業の活性化をビジョンとして掲げております。

その戦略は色々とあれど、一つとして消費者に国産材を知ってもらう事は不可欠です。

資金に余裕のある東京都が先陣を切り、多摩産材をPRし、国産材の住宅を増やすことにより、各地域も東京に地域材をPRするようになれば良いと思います。

多摩産材よりも良い木材だという地域もあるでしょう。

そういった地域同士が切磋琢磨し競い合う事によって、国産材自給率の向上にも繋がるのではないでしょうか。

何より、東京都が地元の木材を使わずして、何が国産材の活用でしょうか。

私はTOKYO WOODの理事でもありますが、全国の地域材を扱っている方々は、TOKYO WOODを利用し、多摩産材もいいけどうちの木材はもっといいよ。

ぐらいの気持ちで良いと思います。

そう考えていると、何としてでも今回のコンペを取りたくなりました。

全国が切磋琢磨し、国産材が普及している姿を夢見て。

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(写真は最終校正を行った小嶋工務店の皆様)

2017年1月8日 A-WASS研究会

昨日は、A-WASS(木と建築で創造する共生社会実践研究会)に参加してきました。
 
今回は、林野庁整備課長 小島孝文氏から、林野庁の考えや戦略、それに対するパネルディスカッション形式での質疑応答という形式での研究会です。
 
結論から言うと、とても内容も濃く、充実した時間でした。
参加者も幅広く、林野庁、大学教授、建築家、林業家、森林組合、製材業、地方公務員の方々など。
それぞれの立場から忌憚ない意見を伺えました。
 
林野庁の小島様からは、林業の成長産業化に向けた施策についてご説明頂きました。
ポイントは、
林業の成長産業化のシナリオ
②施業の集約化
③路網の整備
の3点。
 
それぞれについて、かなり具体的に戦略を考えておられます。
特に、林業は政府の発表する「日本再興戦略2016」にも数項目に渡り記載されており、政府としても成長産業と位置づけており、かなり力が入っております。
 
話は代わりますが、懇親会の中で林業・木材は複数省に関連する産業という話になりました。
パッと出てくるだけでも、農水省環境省経産省国交省、復興庁などなど。
林業はまさに国家の発展に関わる重要な産業ということが言えそうです。
逆に言うと、行政が縦割りな為、かなり苦労することも多いのですが。笑
 
まさに当社も林野庁の掲げるビジョンを、ビジネスの力で実現を目指しているので、官民連携も視野に入れて頑張りたいと思います。
 
今年は、そのスタートを切る一年に致します!
 
 
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林野庁の小島氏(左)と今泉氏(右)