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森の未来を考えるブログ

(株)森未来(シンミライ)代表取締役の浅野純平が森林の未来について学び、考えている事を記載します。

多摩産材を普及するとは

本日、私が理事を務めている(一社)TOKYO WOOD普及協会にて、「木の香る多摩産材住宅普及事業」コンペ資料を提出しました。

こちらのコンペは、三鷹市の展示場の建設費と家賃の一部を補助し、多摩産材の普及啓発を担える事業者を選定するコンペです。

当社では、提出資料の校正やデザイン等でお手伝いさせて頂きました。

公表はできませんが、随所に木材が使われ、かつ最新の温熱環境の整った本当に素晴らしい設計です。(設計はWAKU WOARKS様)

↓コンペ詳細はこちら

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/10/27/28_01.html

この補助事業の目的は多摩産材の利用促進です。

東京の森林の循環を推進するためには、東京の木多摩産材(東京の木多摩産材認証協議会が認証した木材。以下「多摩産材」という。)の利用が不可欠であり、安定的な利用の確保には、木材需要で大きな割合を占める住宅分野における多摩産材の活用が重要である。

※事業目的より

言うまでも無く、日本の大消費地である東京に、各地の木材産地は供給を目指します。

多摩産材だけでは、その需要を満たすことは出来ないことは明白です。

マクロな視点で考えると、その少ない多摩産材を供給するために補助金を出すのはいかがなものか。という意見もあると思います。(補足すると、東京の40%は森林であり、西多摩地域は完全な田舎です)

しかし、あえて多摩産材の利用に東京都が補助金を出す是非について考えてみたいと思います。

これは、TOKYO WOODとしてでは無く、森未来代表としての考えです。

当社の理念でもある通り、当社は林業の活性化をビジョンとして掲げております。

その戦略は色々とあれど、一つとして消費者に国産材を知ってもらう事は不可欠です。

資金に余裕のある東京都が先陣を切り、多摩産材をPRし、国産材の住宅を増やすことにより、各地域も東京に地域材をPRするようになれば良いと思います。

多摩産材よりも良い木材だという地域もあるでしょう。

そういった地域同士が切磋琢磨し競い合う事によって、国産材自給率の向上にも繋がるのではないでしょうか。

何より、東京都が地元の木材を使わずして、何が国産材の活用でしょうか。

私はTOKYO WOODの理事でもありますが、全国の地域材を扱っている方々は、TOKYO WOODを利用し、多摩産材もいいけどうちの木材はもっといいよ。

ぐらいの気持ちで良いと思います。

そう考えていると、何としてでも今回のコンペを取りたくなりました。

全国が切磋琢磨し、国産材が普及している姿を夢見て。

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(写真は最終校正を行った小嶋工務店の皆様)